1398. 映画を観て (その日その日)
1398. 映画を観て 2014-2-18, Ta.
「小さいおうち」を女房と観てきた。帰って感想を書いたが、読み返したら支離滅裂、感動が残っていて、ただの歓声になったようだ。
いつもは大阪市内の映画館に行くが、今回は女房の買い物に行くショッピングセンターの映画館に行った。結果は期待以上、原作のイメージそのまま、昔の田舎理科少年にも違和感がない。
昭和初期の穏やかで優しい人たち、私の心に残る人たちもそうだった。
戦争中だって、都会だって田舎だって(多分外国でも)同じ。英会話の練習で、何回も聞いたイギリス映画の台本「逢いびき」のせつない場面(映像はなかったのに)を思い出した。
私と同年輩の平井家の子、恭一の晩年の車椅子姿(米倉斉加年)はいかにも老けて年月を感じるが、思い出は昨日のこと。そういえばタンクタンクローもみたね。松たか子さんも黒木華さんも倍賞千恵子さんも綺麗。
1396. 小さいおうち 2014-2-17, Ta.
山田洋次監督の新作映画「小さいおうち」の女優、黒木華さんがベルリン映画祭で最優秀女優賞を受けたという報道が流れて、原作が直木賞になった4年前のこと思い出す。
本屋の小説類の前はいつも素通りだが、そのときの直木賞作品は戦前の懐かしい時代の話で、作者の中島京子さんは我が子と同世代、たまたま出版社の発行人も良く知っている人だった。
初々しく若かった彼もいつの間にか社の代表、これも何かの縁かと購入し、郷里小学校の同窓会にいく列車の中で読んだら涙がでて往生する。
同窓会にはいつも綺麗な版画入り賀状をくれる親戚筋の子もいた。ご主人の趣味も仏像彫刻で、農業らしくないから本を貰っても困らないだろう。「これ面白いよ」と押し付けて帰りの荷物を軽くしたのであった。ところであの子は読んだのかな?
なお蛇足ながら、ヘヤーメイクをしている娘は、黒木華さんのメイクにベルリンへの同行を依頼されたが、6日間も日本を離れられないので、別の人を推薦し、髪飾りなど持って行っていただいたとか・・ 彼女の勧めもあり、早速近所の映画館にゆく。以下1398に・・