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老技術者による日々の感想
by takajikurita
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1986. 横を縦に (その日その日)

1986.  横を縦に   2016-10-21. Ta. 
    この頃は、ほとんどベッドに寝ている。椅子に座っていると背骨が痛くなる。生活が単調なので、頭の中も単純になり、物を考えない。人の事も考えない。自分のことも考えないが、女房が指示してくれる。女房はいつも、どこか具合が悪いと、ぼやいているが、なんといっても働き者で勤勉で、しかも本質的に優しい。結婚前の18歳ころ、横顔がふじの祖母さんに似ていると思った通りだ。お蔭で私は生きている。二人ともいざというとき力を出すタイプだ。家族みんなで、脱穀などの作業を庭でしていた時、恐ろし気な押し売りが現れて、つまらない物を買えという、それを断固として断り、追い払ったのが、あのおとなしい祖母だった。私が東京の学生寮で貧乏生活をしていた頃、ときに、何回もたどたどしい祖母の字の便箋に千円札一枚つつまれて送られてきた。涙なしに思い出せない。私が東京生活に慣れず頭が痛いと言ったら、茶断ちをして祈ってくれたという。祖母はお風呂に入って、なかなか出てこないので、家人が見にいったら、風呂場で倒れていた。苦しまずに亡くなったらしい。78歳だった。私もそんなふうに逝けたらいいんだけど、主治医は、骨が弱ってきているので危ないという。悲惨なことにならねばいいが・・
    父が亡くなった年齢を5歳、母を8年越えたら、もう生きている責任は果たしたような気分になって、私、もう何もできません。みんな勝手に過ごしてくださいと無責任気分が湧いてくる。
    私の働いた時代はもう二度と来ない。今は諸物充足の時代で、人へのサービス業がメインになった。私の知らない世界だ。若者は我ら年寄りとは別の世界を生きなければならない。私の若い頃も、年寄りの体験や忠告など一笑に付した。時代が違うと・・
    窓の脇のベッドに横になって本を読むが、一度読んだものでも忘れているので、何年、何十年も前に読んだものを再び手に取ることが多い。新しい本を買わなくて済むので経済的だが、文芸書は読まないので、紀行文、伝記、回想録、理科系など、種類は限られる。でも寝ているばかりではいけない。時には横になっている体を立てなければならない。
    よいしょっと、横の体を縦にするのに必要なエネルギーは作り出さなくてはいけない。
# by takajikurita | 2016-10-21 09:52

1985. 余ればゴミ (その日その日)

1985.  余ればゴミ   2016-10-20. Ta. 
    今は欲しいものが市場に溢れ、物が充足していて、生産者にとってはつらい時代だ。アメリカの農家など、150ヘクタール( ほぼ150町歩近い=日本の農家、100軒分相当?)の農地から得られる収入が、年に80万円ほどしかなくて生活できず、農家の夜逃げが頻発しているとか。飼っていた牛や豚まで放り出して逃げる農家もいるらしい。絶対になくては生きられない大事な食料だって、余ればゴミになってしまい、値がつかないのだ、
  日本の農家は、たいてい副業を持ち、農業だけでは生活できないが、アメリカと違って、自分の食料など自給ができて、消費地と隣接している。実質収入は、通常のサラリーマンより高い。
    日本では、コメは自家用が主体で、それも単作ではなく、野菜や果物もつくっている。小規模、多品種で、自家用の残りが市場にでるようなものだから、政府政策と合わせて価格下落は抑えられて安定性が高められている。消費直結の有難さといえよう。
   世界はグローバル化しても、恩恵は満遍なくという具合にはいかないようだ。
 生産性が悪いといわれる小規模農業にも、消費地が近いというメリットで大きな存在価値を持っている。   
# by takajikurita | 2016-10-20 11:53

1984. 中国の宇宙ロケット (その日その日)

1984.  中国の宇宙ロケット   2016-10-20. Ta. 
    中国が、先に打ち上げた地球を周回する宇宙船に、さらに後続の宇宙船を打ち上げて、ドッキングに成功したらしい。これまでは、こんな芸当はアメリカかロシアの独占だったが中国もやれることを示したのは結構なことだと思う。
   白人だけでなく、有色人種だってやれるのだ。人種的偏見は、ほとんどないつもりだけど、二十数年前、アメリカの学会に出席して驚いたことがある。500人くらいの大きな昼食会で、会場を見回したら、黒人が一人もいなかったことだ。
   芸能関係には黒人が溢れているのに、学問関係にはいなかった。
    アメリカの大学で良い成績をとるのは決まって中国や日本のアジア系学生だそうだ。ところが創造性を要求される大学院の優秀な学生はほとんど白人で、それも主にユダヤ系ということで、アジア系学生に特別優秀な人は少ないとか。
   しかし、中国の人口は12億、日本の10倍、アメリカの4倍はある。中にはすごい天才もいるに違いない。今後はロケット打ち上げだけでなく、ノーベル賞もとれるような独創的研究でも頑張ってほしいものだ。有色人種も白人に負けないことを示してほしい。
# by takajikurita | 2016-10-20 10:23

1983. お札 (その日その日)

1983.  お札   2016-10-18. Ta. 
    銀行からのお金の引き出し、私たちの生活費、東京の大学に行っている孫の学費や家賃など、お金の関係はすべて女房がやっている。
    どうやら、私の口座から現金をお札で引き出して、そのお札を孫の口座に入れるという作業をしているらしい。私は何十枚というお札を手にしたことがない。
 よぼよぼの御婆さんが何十枚ものお札を持っている姿を想像すると、危なっかしい気持ちが湧いてくる。とうとう、今朝は女房にくっついて送金作業をみてきた。孫の行っている大学の後期学費払い込みで、これが最後になる筈だが、少なくとも50枚は超える枚数を入れなくていけない。
    お札なんて出さなくても、別口座から、直接払い込めるんじゃないの?と思ったら、違った。
    彼女の行ったのはスーパーの無人の銀行窓口で、担当の人はいない。ここで彼女は何十枚ものお札を引き出して、そのお札を、また、孫の口座に振り込んでいた。お札なんか出さなくても、いけるんじゃないの?という私の予想は、どこかに吹っ飛んでしまった。
# by takajikurita | 2016-10-18 17:21

1981. 食べられるもの 〈その日その日〉

1981.  食べられるもの   2016-10-16. Ta. 
    多発性骨髄腫の治療が2年続き、食べられる物の種類が変わってきた。炭水化物メインで育った子供時代への反動もあるのか、大好きだった米の御飯がほとんど食べられなくなり(ジャガ芋や里芋はいくらか食べられるので、炭水化物が全く駄目という訳でもなさそうだ。硬い粒状のものを受つけにくくなったのか?) 脂身も含む肉類が 好きになり、魚も肉ほどではないが食べられる。野菜は、ほうれん草など緑の多い柔らかいものがいい。
    好みが動物性蛋白に偏してきたのが不思議だが、消化がアミノ酸への分解の一回で済むので、消化器官の負担が少ないのかもしれない。消化器に蛋白質アミノ酸分解酵素だけ残って、炭水化物用酵素(=澱粉からブドウ糖への分解酵素)が少なくなったのであろうか。 
    このような動物性蛋白好みは、贅沢メニューでないと実現できない。田舎の子供時代は全くの逆だった。御飯と味噌汁と漬物だけで育った。昼の弁当は御飯に大根の味噌漬けが入るだけ、卵焼きなど、小中高校、12年間、一度も入っていた記憶がない。それでも健康に育ったのだから栄養学など信じられない。だが、背は伸びなかった( その一因として、日常歩く道はすべて坂道で平らな道がなかったこともありそうだ)。
 
# by takajikurita | 2016-10-16 10:13